楽天銀行は、2018年12月にネット銀行で初めて700万口座を突破した、人気NO.1のネット銀行です。
今なお増え続けている楽天銀行ですが、理由はやはり預金金利が高く、ATM・振込手数料が無料など、お得な利用方法が多くあるからです。
そこで今回は、楽天銀行のメリット・デメリットからお得な利用方法まで、詳しく解説させて頂きたいと思います。楽天ユーザーはもちろんですが、普段は楽天を使わない方も必見ですよ。
もくじ
ハッピープログラムの活用は必須
楽天銀行のメリットを最大限に享受するために、ハッピープログラムというサービスは欠かせません。このサービスを利用する事で以下のような特典が受けられます。
- ATM手数料が最大で月7回無料
- 振り込み手数料が最大で月3回無料
- 各取引で楽天ポイントが貯まる
楽天銀行で口座開設した場合、まず最初にして頂きたいのがハッピープログラムの活用です。
楽天銀行の口座情報と楽天会員情報を連携させる『楽天会員リンク登録』を行う事で、ハッピープログラムを利用できる様になります。
『楽天会員リンク登録』の方法は簡単で、楽天銀行にログインしてエントリーを行うだけです。一度行うだけなので必ずエントリーしておきましょう。
ここからはハッピープログラムの内容を解説します。
ハッピープログラムの詳細
会員ステージによって特典が変わる
ハッピープログラムには『ベーシック』『アドバンスト』『プレミアム』『VIP』『スーパーVIP』という5種類の会員ステージがあり、ステージごとに特典が用意されています。
会員ステージは毎月25日終了時点の『お預かり資産残高』、または前月26日から1ヶ月分の『対象商品・サービスの取引件数』で決定します。(ハッピープログラム対象商品・サービスは次で解説します)
『お預かり資産残高』『対象商品・サービスの取引件数』のうち、条件をクリアしている高い方のステージの優遇を翌月の1日から受けることができます。
要は楽天銀行でよく取引利用したり、預金の金額が大きくなると優遇されるという事ですね。(エントリーだけだと最低のベーシックです)
できるだけVIPを維持したいと思いますが、最低でもアドバンストにはなっておかないと楽天銀行を使う意味は無いでしょう。(ただし、口座開設後6ヶ月はベーシックでもATM手数料が月5回まで無料)
預金残高でクリアできれば簡単なのですが、『対象商品・サービスの取引件数』でステージアップを目指す方法も押さえておきたいですよね。
ということで、次はアドバンスト以上を目指すための『対象商品・サービス』について詳しく解説していきます。
ハッピープログラム対象商品・サービスでポイントを貯める
ハッピープログラムの素晴らしいところは、対象商品・サービスを利用することでステージがアップし、さらに楽天ポイントも貯まるという点です。(ステージごとに獲得倍率は変わります※先述の表を参照)
貯まったポイントは楽天市場での買い物に利用したり、振込手数料としてポイント利用もできます。
私はポイント利用であっても手数料はできるだけ払いたくないので、ステージアップして無料の回数を増やすことを目指しています。
ハッピープログラム対象商品・サービス | 条件 |
他行口座からの振込 | 振込のあった日ごと |
他行口座への振込 | 1件ごと |
ATM取引(入出金) | |
ゆうちょ出金 | |
給与⁄賞与⁄年金(国庫金)の受取 | |
楽天銀行法人口座からの振込入金 | |
楽天カードの口座振替(自動引落) | 1件ごと |
その他の口座振替(自動引落) | |
楽天バンク決済 | |
Pay-easy(ペイジー) | |
楽天銀行コンビニ支払サービス | |
JRA 即PAT・楽天競馬・SPAT4への入金 | 入金のあった日ごと |
オートレースへの入金 | |
ボートレースへの入金 | |
KEIRIN.JP・チャリロト・Kドリームス・e-SHINBUN BETへの入金 | |
らくらく入金 ※ | 入金のあった日ごと(最大3件/月) |
自動入金(スイープ)※ | |
楽天証券でのお取引 | 各取引ごとに設定 |
楽天銀行口座チャージ | 1件ごと |
楽天銀行即時入金サービス | 振込のあった日ごと |
宝くじ(ナンバーズ・ロト) | 1口ごと |
以上のサービスを利用する事でステージアップとポイント獲得が可能です。(※印のサービスは、マネ―ブリッジを設定することで利用可能になります)
各サービスの詳細は下記公式ページから確認できます。
各ステージアップに必要な取引件数は、『アドバンストは5件以上』『プレミアムは10件以上』『VIPは20件以上』『スーパーVIPは30件以上』となっています。
他にも、ローン関連商品(住宅ローンなど)のお借入れがあり、返済口座を楽天銀行に設定して頂いている場合には、それだけで会員ステージが1ステージアップします。
出来る範囲でステージアップを目指しましょう。
おすすめのハッピープログラム
ハッピープログラムの対象商品・サービスは非常に多く、どの項目を利用すればいいか迷いますよね。
そこで、勝手ながら私の思うステージアップにおすすめのサービスを紹介させて頂きます。(もちろん楽天ポイントも貯まります)
他行口座からの振込
ヤフオクやメルカリなどの利用者は、売り上げ金を楽天銀行に振り込むと対象になります。(振込のあった日ごとに1カウント)
ネットオークションをよく利用されている方にはオススメです。
給与⁄賞与⁄年金(国庫金)の受取
給与⁄賞与⁄年金(国庫金)の受取を、楽天銀行に設定できる方にはオススメです。(1件ごとに1カウント)
このサービスを利用できる方は、『給与』や『年金』の受取があるとステージに関係なく、翌月の他行振込手数料が3回無料になります。(楽天銀行どうしは元々無料)
これは本当にお得なサービスですよ。
口座振替(自動引落)
口座振替(自動引落)もオススメです。様々な引き落し1件ごとに1カウントされます。
クレジットカードの引き落しはカードごとに1カウントされますので、色んなカードを使い分けている方は有利ですね。
また、楽天カードの引き落しを楽天銀行に設定すると、SPU(スーパーポイントアップ プログラム)も+1倍になるので、このサービスは必須ですよ。
楽天銀行即時入金サービス
証券口座やFX口座などへ即時入金するだけで対象になり、ポイントまで付与されます。(振込のあった日ごとに1カウント)
多くの証券口座で即時入金サービスは無料の場合が多く、資金の移動だけでポイントまで付くのです。証券口座をお持ちの方なら、こんなにお得なサービスは利用しないと損ですよ。
楽天銀を利用できるATMの場所・台数・デメリット
ATMの場所・台数
楽天銀行は店舗を持たないネット銀行なので、利用できるATMの場所や台数が気になるかと思います。
ですが、楽天銀行は様々な企業と提携しており、全国にある約9万台のATMを利用できます。楽天銀行を利用できるATMの一覧です。
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- ステーションATM PatSat
- イーネットATM
- ローソンATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- みずほ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
これだけあれば充分ですよね。場合によっては地方銀行より便利なのではないでしょうか?
新規口座開設から6ヶ月は、ステージがベーシックでもATM手数料が月5回まで無料なので、この間に自分に合ったステージを上げるサービスを見極めましょう。
デメリット
良いことも多い楽天銀行ですが、デメリットも存在します。
お気付きだとは思いますが、ハッピープログラムを利用してステージを上げないと、楽天銀行は全然お得ではないですからね。
しかも、せっかくステージアップしても、ATMから3万円未満の入金で無料回数を1回使ってしまうのはデメリットでしょう。(3万円以上の入金は手数料無料)
また、無料回数を使い切ったあとのATM手数料が、1回216円~と言う点もデメリットですよね。
これらを踏まえて、ハッピープログラムを無理なく利用でき、ステージアップできる方には本当にお得に利用できる銀行だと言えます。
預金金利がメガバンクの100倍
楽天銀行の普通預金金利は年0.02%です。
メガバンクの普通預金金利が0.001%なのに比べると、この時点で20倍の金利になっています。
ですが、楽天証券のマネーブリッジというサービスを利用し、楽天証券と楽天銀行を連携させると普通預金金利が0.10%になるので、メガバンクの100倍にまで跳ね上がるのです。
本当にお得なので、ぜひ利用してください。
新規で楽天銀行の口座開設をされる方には、ポイント付与されるキャンペーンを開催しています。ぜひ利用してポイントを獲得しましょう。
まとめ
楽天銀行は少し複雑に感じるかもしれませんが、使い方を知ればそんなに難しい銀行でもありません。
むしろ、使い方によっては非常にお得な銀行と言えるでしょう。
銀行の手続きで楽天ポイントが貯まって、そのポイントで楽天の様々なサービスが利用できる訳ですから、楽天ユーザーには必須の銀行ですね。
普段は楽天のサービスを利用しない方も、これを機に楽天の魅力にハマってみませんか?